生きる石と死ぬ石(眼の話)
大きなかたまりになった石でも、最後には取られてしまうことがあります。反対に、どれだけ囲まれても取られない石もあります。その違いを決めるのが「眼」です。
眼とは
自分の石だけに囲まれた空いた点を「眼」といいます。相手が眼に石を置いても、その石には空きがありません。だから相手は、ふつうは眼に打てません(ルール2の「打てない場所」です)。ただし、眼のまわりの石が別々のかたまりに分かれていると、眼に見えても、まわりの石ごと取られてしまうことがあります。
眼が1つだと取られる
眼が1つしかないかたまりは、外側の空きをすべてふさがれると、最後に眼の中へ打たれて取られます。眼に打つ手は、相手のかたまりの最後の空きをふさいで取る手なので、打てるのです。


眼が2つあれば取られない
眼が2つあると、話が変わります。白がAに石を置いても、その白には空きがありません。しかも黒にはBの空きが残っているので、白はその1手で黒を取ることもできません。だから白はAに打てません。Bも同じです。眼が2つあるかたまりは、どれだけ囲まれても取られない「生きた石」です。

ぷに碁では、生きている石は、にっこりして、ほっぺが赤くなった顔になります。
石の数で勝負するから、眼が大事
ぷに碁は、最後に盤の上の石の数を数えます。囲んだだけの空いた点は数えません。だから終わりが近づいたら、自分の石で囲んだ場所(陣地)を、自分の石でうめていく必要があります。
ここで気をつけたいのが、うめすぎです。眼までうめてしまうと、かたまりの眼が1つになり、相手に全部取られてしまいます。

最後は「はなれた眼を2つ残して、それ以外の自分の陣地はうめる」が基本です。となり合った2つの空きは、眼1つぶんにしかならないので注意しましょう。相手が片方に打っても、その石にはもう片方の空きがあるので、打てる場所になってしまうからです。眼を3つ以上残していると、そのぶん石が少なくなります。うめても大丈夫な空いた点はうめて、眼は2つ残しましょう。
大きな眼は、まん中が急所
ほかに眼がないとき、空いた点が3つつながった大きな眼は、そのまん中(急所)にどちらが先に打つかで、生きるか死ぬかが決まります。自分が先にまん中に打てば、はなれた眼が2つできて生きられます。相手に先に打たれると、眼を2つ作れなくなります。



3つの空きが曲がってつながっている形でも同じで、急所は曲がり角の点です。相手のかたまりを取りたいときは、反対に、眼を作らせないように急所に打ちます。練習問題の第8問と第10問で、眼を作る・つぶすを練習できます。
まとめ
- 自分の石だけに囲まれた空いた点が「眼」
- 眼が1つのかたまりは、外の空きをふさがれると取られる
- 眼が2つあれば取られない(生きている)
- 最後に陣地をうめるときは、はなれた眼を2つ必ず残す
- 3つつながった空きは、まん中が急所