ぷに碁とふつうの囲碁のちがい
ぷに碁のルールは、「純碁(じゅんご)」という囲碁の遊び方がもとになっています。純碁は、プロ棋士の王銘琬(おう めいえん)九段が、囲碁をはじめる人のために考えたルールです。
同じところ
石の置き方、取り方、打てない場所、コウ(1つずつ取り合う形)で、すぐには取り返せないこと。これらは、ふつうの囲碁とほとんど同じです。アタリ、眼、生き死にといった考え方も、そのまま使えます。
ちがうところ:何を数えるか
| 数えるもの | 終わり方 | |
|---|---|---|
| ぷに碁(純碁) | 盤の上の石 | 陣地を自分の石でうめてから、両方がパス |
| 日本ルール | 地(囲んだ空いた点)と、取った石(アゲハマ) | 境目をうめたら終わり。死んでいる石を取り除いて、地を数える |
| 中国ルール | 盤の上の石と地 | 境目をうめたら終わり。生きている石と、その石で囲んだ地を数える |
ふつうの囲碁では、囲んだ空いた点(地)も点数に入ります。だから、自分の陣地を石でうめる必要はありません。純碁は空いた点を数えないので、陣地は最後に自分の石でうめます。
うめ終わった盤を数えると、中国ルールで数えたときとほとんど同じ結果になります。違うのは、眼として残した空いた点のぶんだけです。生きているかたまりが多いほど、そのぶん眼が増えて損をする、というのが純碁ならではの特徴です(「7路盤・9路盤のコツ」)。
どうして石だけを数えるの?
- 数え方がかんたん:終わったら、盤の上の石を数えるだけです。地の数え方や、死んでいる石の取り除き方を覚えなくても、すぐに勝ち負けがわかります。
- 最後まで打てばはっきりする:ふつうの囲碁では、終わるときに「この石はもう死んでいる」という判断を二人でそろえる必要があります。純碁では、取れる石は最後まで打って実際に取るので、意見が分かれません。
- 大事なことが自然に身につく:最後に陣地をうめていくと、眼が2つないと取られることを、自分の手で体験できます。
19路盤へ進むときは
ぷに碁で覚えたアタリ、逃げ方、眼の考え方は、19路のふつうの囲碁でもそのまま役に立ちます。進むときに新しく覚えることは、主に次のとおりです。
- 地を数える(陣地はうめない):囲んだ空いた点が点数になります。日本ルールでは、自分の陣地に石を置くと、そのぶん地が減って損をします。純碁で身についた「最後にうめる」くせは、ここで切りかえましょう。
- 死に石の判断:もう助からない石は、終わったあとに取り除いて数えます。
まずは9路盤で、ふつうのルールの対局を打ってみるのがおすすめです(ぷに碁は純碁のルールだけなので、ほかの囲碁アプリや碁会所などで)。盤の大きさが同じなので、数え方の違いだけに集中できます。